定期検診の重要性

定期検診の頻度と主な処置

虫歯ができる前に気づいてあげるためにも、定期的な検診を受けておくことが大切です。
おおよそ3〜4か月に1回を目安に、ご家庭のペースで通っていただければ安心です。
ただし、通院の頻度はお子様一人ひとりの歯の状態や虫歯のなりやすさによっても異なりますので、まずは検診時に相談しながら決めていきましょう。
定期検診では、以下のような処置や確認を行います。

歯の生え変わりや虫歯のチェック

乳歯の生え変わりの様子や、虫歯の有無、噛み合わせの状態を丁寧に確認します。
特に乳歯は虫歯になりやすく進行も早いため、定期的にチェックすることで重症化を防ぐことができます。

フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗って、歯質を強くし、虫歯になりにくくします。
フッ素の効果は数か月で薄れてくるため、3〜4か月に1度の塗布が理想的です。

シーラント処置

奥歯の深い溝にフッ素入りの樹脂を流し込んで、汚れが入り込むのを防ぐ処置です。
必ずしもすべての子に必要というわけではありませんが、虫歯のリスクが高い場合におすすめすることがあります。
効果を持続させるためには、処置後の経過観察も大切です。

歯のクリーニング

毎日の仕上げ磨きだけでは落としきれない汚れや歯垢を、専用の器具を使ってきれいにします。
お口の中の細菌を減らすことで、虫歯や歯肉炎の予防につながります。

歯みがき指導

お子様の年齢や歯の並びに合わせて、磨き残しが出やすいところや正しいブラッシング方法をご案内します。
親御様への仕上げ磨きのポイントもお伝えしますので、ご家庭でのケアにぜひ役立ててください。

食生活のアドバイス

甘いものを食べるタイミングや食習慣についても、虫歯予防のために一緒に見直していきましょう。
食事は成長にも関わる大切な要素ですので、栄養バランスと虫歯予防の両立ができるように一緒に考えていきます。

定期的に検診・メンテナンスを受けるメリット

乳歯は永久歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすいうえに進行も早いのが特徴です。
乳歯の虫歯を放置すると、後から生えてくる永久歯にも悪い影響を与えることがあります。
そうしたトラブルを防ぐためには、小さなうちから定期的に歯科検診を受け、虫歯を早期に発見・治療することが大切です。

また、定期的に通っていただくことで、正しいブラッシング方法や食事・おやつの摂り方など、虫歯予防につながる習慣も自然と身につきます。
親御様が正しい知識を知っておくことで、ご家庭でのケアもより効果的になり、虫歯になりにくい環境づくりが可能になります。

さらに、歯並びや噛み合わせの異常にも早く気づくことができます。
歯が生え変わる時期や顎の成長に伴い、歯並びが乱れることはよくありますが、定期的にチェックしていれば早期対応が可能です。
お子様の健やかな成長を支えるためにも、定期検診・メンテナンスの習慣を取り入れていきましょう。

お子様の成長に合わせたケアと通院のすすめ方

お子様のお口の中は、成長とともに大きく変化していきます。
そのため、小児歯科では年齢や発達段階に応じたケアがとても大切になります。
たとえば、乳歯が生え始めた時期には、フッ素塗布によって歯を虫歯から守ることができます。

また、幼少期に見られる指しゃぶりや口呼吸などの癖は、放っておくと歯並びや顎の発育に影響を与えることがあるため、早めに見つけて必要に応じた対応をとることが望ましいです。
永久歯が生えそろうまでの時期は、お子様によって成長のスピードや口腔内の状態に差があります。
当院では、お子様一人ひとりの発達状況をしっかり見きわめながら、無理のないペースで通院やケアを続けていけるようサポートしています。

久留米市で子どもの定期検診をご希望の方は「のんKIDS DENTALへ」

虫歯は、毎日の生活習慣と深く関わっています。
一度治療が終わったからといって安心せず、これからは虫歯にならないための生活を意識していくことが大切です。
定期検診では、食習慣や歯磨きの方法、お子様の歯の質、日々の癖や生活の変化、生え変わりの様子などを総合的に確認し、お口の健康状態をしっかりとチェックしていきます。
久留米市の「のんKIDS DENTAL」では、こうした定期検診を通じて、お子様の健やかな成長をお口の中からサポートしています。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。